道はそれぞれ違う目的地を目指します。

道路新設とは、それがアスファルトかコンクリートかに拘わらず、安定した路盤の上に平坦で正確な層状に噛み合った舗装を施工していくことです。ここで重要となってくるクライテリアは何か、どのような施工方法が必要か、どんな機械を使うべきか、という点が問題になります。

路盤形成施工

路盤は道路新設施工の基礎となります。想定すべき負荷に応じて、道路組成は様々な厚み、層数で組み立てられ、変化する天候条件に耐え、何十年に亘り機能するよう施工されます。一番下に位置する層は多くの場合、砕石、砂利などの鉱物混合剤が敷き詰められ、必要な支持力を確保し、交通による負荷を吸収し、その更に下層に位置する路床が変形しないよう保護します。

多くの場合、砕石路盤の上に結合路盤を舗装します(安定処理)。ここでは結合剤としてビチューメン、セメント、石灰が使用されます。ビチューメン合材の場合、これをアスファルトと呼び、合材の温度に応じて、加熱アスファルト安定処理または非加熱アスファルト安定処理と識別されます。一方、セメントまたは石灰による合材を使用する場合、それぞれセメント安定処理、石灰安定処理と呼びます。

アスファルト舗装

アスファルト舗装はロジスティクスを駆使したプロの施工です。常に十分な合材を用意し、冷却されないように注意する必要があります。ここでは、ロードペーバ、ロードローラを含む、一丸となった機械チームが不可欠です。

チームの先頭打者はやはりトラックドライバーであり、ペーバのホッパにアスファルトを供給します。そして左右独立駆動式のバーフィーダがアスファルト合材を機械後方に搬送し、これとは独立して駆動するスクリューが、ペーバとスクリードの間に均一に合材を撒き出します。標準の合材の場合、施工温度は常に110℃以上に維持され、その後転圧するのに十分な時間を確保します。

最新のロードペーバでは、締固め機構が目的に応じて制御されます。たとえばハイコンパクションスクリードは極めて高い締固め密度を実現します。これにより、後続のローラのパス回数が少なくても、要求される締固め密度が達成できます。

アスファルト締固め

アスファルト層の締固めについてはできる限り均一でグリップ力のある走行面を形成し、個々のアスファルト層の噛み合わせを持続させ、高い耐久性と耐摩耗性、そして持続する平坦性を追求する必要があります。ローラ転圧により、空隙を縮小し、アスファルトの耐久力を高め、寿命を延ばします。

基本的には舗装合材の温度が高いほど、締固めの効果は高まります。適正な温度帯は合材の組成、施工厚、結合剤タイプによりさまざまです。

ローラのオペレータはジョイント部分から車線レーン沿いに転圧を始めます。さらに走行パスを繰り返し、舗装が転圧されていきます。多くの場合、転圧施工は動的振動機構を使用します。ドラムを水平(オシレーション)または垂直(バイブレーション)に振動させることにより、締固め効果が顕著に高まります。その後最終的には表面の”スムージング”を行います。

コンクリート舗装(インセット)

コンクリートは、耐久性を要求される道路舗装施工において、とりわけ寿命の長い材料とされています。スリップフォームペーバの標準工法としてまず第一に挙げられるのは広い車線や離着陸滑走路のインセット施工です。トラックでコンクリートを搬送し、機械の前に降ろします。そしてスプレッダオーガまたはプラウでスリップフォームペーバの施工幅全体にコンクリートを撒き出し、コンクリートモールドで車線表面を形成していきます。スリップフォーム内側では高周波バイブレータでコンクリート内部の空隙を飛ばし、コンクリートを締め固めていきます。

同時にダウエルバーまたはタイバーを生コンクリートに挿入していくことも可能です。これらのバーは補強材の役割を担います。この補強材上部のコンクリート舗装面には後工程で目地が施されます。これにより、負荷や温度変化などによってもたらされる亀裂を、打設コンクリートの一定の箇所にのみ発生させるようにコントロールします。

さらにオシレーションビームやスーパースムーザにより車線表面の平坦性を確保します。その後布などを引きずって表面のグリップ力を高めます。均一にコンクリートを硬化させるため、キュアリング機械を使用して生コンクリートに養生剤を散布します。

コンクリート舗装(オフセット)

縁石、防護壁、高速道路の中央分離帯、側溝などの様々な構造物にコンクリート施工が用いられます。オフセット式のスリップフォーム工法によりそれらの構造物の施工がシンプルかつ経済的に形成できます。

通常オフセット施工の場合、材料はコンクリートミキサーからホッパに供給されます。そして、スイング式のベルトコンベアもしくはスクリュコンベアによってペーバの側面に装備されるオフセットモールドに搬送されます。オフセットペーバの前進走行に伴い、構造物を形成していきます。施工可能な構造物の形、サイズのバリエーションは豊富であり、頻繁に使用されるニュージャージー型から特殊形状まで、幅広い選択肢があります。

オフセットアプリケーションは、最大2m高の車線壁から、側溝や狭い小路など、さまざま対応可能です。オフセット施工は完成品をマニュアルで設置していくよりも、ずっと早く効果的な施工方法です。